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スーパー店員から異業種へのオススメ転職先5選【上場企業の人事課長厳選】

この記事では、「スーパーマーケットの店員から転職したいけど、どういう仕事に転職するのがオススメなの?」っていう疑問にお答えしていきます。

スーパーの店員の経験で異業種に転職できるのか…と心配になる方は多いと思います。

私は、上場企業3社で人事を経験してきましたが、実際に何名かのスーパーマーケット店員出身者を採用したことがあります。

ハルオ

どの方も、スーパーで培ったスキル・経験をうまく自己PRして転職されていました。

この記事では、現役の人事課長である私が、スーパーの店員からの転職でどんな仕事・転職先がおすすめかを徹底解説します。

スーパーの店員が異業種に転職する心構え

まず最初に、スーパーマーケットの店員が、異業種に転職する際の心構えをお伝えします。

以下の2点を準備しておくとよいです。

  1. 自己PRするスキル・経験を整理しておく
  2. 年収UPを狙うなら、営業職
  3. 適性チェックを受けておく

一つずつ、詳しくお伝えしていきます。

自己PRするスキル・経験を整理しておく。

スーパーマーケットの店員の経験は、転職市場であまり評価されず、他業種に転職するのはハードルが高いと思っている人も多いでしょう。

でも、そんなことはありません。もちろん、業種・職種により違いはありますが、スーパーの店員で培ったスキルや経験を評価する会社はあります。

スーパーで経験してきた部門にもよりますが、たとえば、下記のようなスキル・経験は、他業種でも評価されるものです。

  • 食品に関する知識
  • 仕入れと在庫管理の能力
  • パート・アルバイトをまとめたコミュニケーション能力と育成管理の経験

上記のスキル・経験について、数字を使ってアピールできるように準備してください。

たとえば、「魚介類70種類の産地・季節ごとの仕入れ値・地域ごとの特徴をすべて覚えて、仕入れ計画に織り込んできました。」みたいな感じです。

年収UPを狙うなら営業職

未経験から別業界に転職して年収UPを成功させているのは、営業職が多いです。

スーパーマーケットの店員からの年収アップを成功させているのも、同じく、営業職が多いです。

転職の目的は、年収UPだけではなく、勤務時間や勤務地、働く環境もありますので、「スーパーマーケットの店員から転職するなら営業職しかない!」と言っているわけではありません。

ただ、スーパーマーケットを含めて、小売業の年収水準は他業界に比べて低いです。他業界の求人を見てみると、「こんなに高いの?」と驚く方もいます。

せっかく転職するのであれば、営業職も含めて検討した方がよいと思います。

営業に不安がある場合でも、最初はルート営業にすれば、厳しい営業目標(いわゆるノルマ)もないので、毛嫌いせずに見てみるのがよいです。

適性チェックを受けておく

スーパーマーケットの店員から異業種に転職する場合、人材サービス会社が提供している適性チェックをいくつか受けておきましょう。

職務経歴書の記載にも役立ちますし、面接でおなじみの「あなたの強みは?」という質問への準備にもなります。

おすすめは、リクナビNEXTのグッドポイント診断です。下記の18種類の強みを診断して、リクナビNEXTからの応募にそのまま使えるのも便利です。

あとは、適性チェックの先駆けであるミイダスも受診しておくとよいでしょう。

スーパーマーケット店員からのオススメ転職先

オススメの業界・職種5選!

それでは、スーパーマーケットの店員から転職する場合のおすすめの業界・職種を紹介していきます。

転職サイトや転職エージェントで仕事を探す場合の参考にしてください。

食品関連企業(メーカー、卸売など)

食品関連企業は、スーパーマーケットで培った知識や経験を活かすことができるので、まっさきに検討すべきです。

他業界の営業職

先ほどもお伝えしましたが、未経験から年収アップを狙うなら、営業職にチャレンジするのが王道です。

そして、スーパーマーケットを含めた小売業は年収水準が低めなので、「業界を変える」のが年収アップのポイントです。

平均年収の高い業界は、不動産、医薬品、化学、情報通信(IT)、半導体などです。あとは、専門商社も狙い目です。

ノルマがキツイというイメージがあるかもしれませんが、すでに取引を行っている顧客が対象にする「ルート営業」であれば、そこまで負荷がかからない仕事もあります。

小売業(スーパー以外)

スーパー以外の小売業は、スーパーマーケットの店員から最も転職しやすい業界です。

ただし、小売業はその業界の特性上、どうしても平均年収は低めになってしまうので、年収アップは狙いづらいです。

働きやすさを求めての転職になります。

技術を生かした職業(すし職人など)

意外とあるのが、職人への転職です。

たとえば、スーパーマーケットの鮮魚部門からすし職人に転職した知人がいます。

知識・スキルがそのまま生かせますし、職人は慢性的な人手不足なので、意外と年収が高く、狙い目の仕事です。

IT企業(SESなど)

IT企業は、慢性的な人手不足なので、20代であればキャリアチェンジすることができます。

転職保証のあるプログラミングスクールに通学して、スキルを身に着けることができれば、手に職を付けて長く働くことができますし、年収アップを狙えます。

スキルを身に着けるまでがシンドイところですが、キャリアを軌道に乗せてしまえば、スキルアップとともに年収アップできる点が魅力的です。

スーパー店員からの転職実例

次にスーパーマーケットの店員からの転職実例を紹介します。

実際にどんな業界・職種に転職したのかを知ることで、転職のイメージが湧くと思います。

これらを参考に、転職サイトや転職エージェントで仕事を探してみてください。

25歳、男性(食品メーカーの営業職)

年齢/性別 25歳、男性
都道府県 大阪府
元の部門 青果部門
転職先 食品メーカーの営業職
年収 350万→420万
転職理由 自分の販売スキルをより大きな規模で試したい、キャリアアップを目指したい
満足していること 営業職での成果が明確に評価されること、新しい人脈が広がったこと
不満なこと 営業ノルマのプレッシャー
アピールした実績・スキル 販売スキル、商品知識、顧客対応の経験、コミュニケーション能力

33歳、女性(レストランチェーンの仕入れ担当)

年齢/性別 33歳、女性
都道府県 福岡県
元の部門 精肉部門
転職先 レストランチェーンの仕入れ担当
年収 400万→400万
転職理由 自分の経験を活かして食品業界でさらにキャリアを積みたい
満足していること 食材に対する知識が役立っていること、調達先との交渉が楽しいこと
不満なこと 仕入れ先とのトラブル対応がストレス
アピールした実績・スキル 食材の知識、価格交渉力、在庫管理スキル

30歳、男性(ロジスティクス会社の物流管理)

年齢/性別 32歳、男性
都道府県 京都府
元の部門 日用品部門
転職先 製造業の品質管理部門
年収 400万→420万
転職理由 より専門的なスキルを身に付けたい
満足していること 物流管理の仕事が自分に合っていると感じること、給与が上がったこと専門性が高く、やりがいがあること
不満なこと 長時間労働
アピールした実績・スキル 商品の在庫管理経験、迅速な問題解決能力、チームでの協力スキル

37歳、男性(水産物の卸売会社の営業)

年齢/性別 37歳、男性
都道府県 千葉県
元の部門 鮮魚部門
転職先 水産物の卸売会社の営業
年収 370万→490万
転職理由 水産物の知識を活かして営業に挑戦したい
満足していること 営業成績が評価されること、収入が増えたこと
不満なこと 営業先の確保が難しいこと
アピールした実績・スキル 水産物の知識、顧客対応力、交渉スキル

32歳、男性(製造業の品質管理部門)

年齢/性別 37歳、男性
都道府県 千葉県
元の部門 鮮魚部門
転職先 水産物の卸売会社の営業
年収 370万→490万
転職理由 水産物の知識を活かして営業に挑戦したい
満足していること 営業成績が評価されること、収入が増えたこと
不満なこと 営業先の確保が難しいこと
アピールした実績・スキル 水産物の知識、顧客対応力、交渉スキル

20代なら第二新卒で転職できる

20代の方であれば、第二新卒枠で転職活動ができます。

第二新卒はどのようなスキルを持っているかではなく、その人の持つポテンシャル(潜在的な能力)で選考されます。「どういう職種なら転職できるかな…」と考えずに、広く転職活動してみるのがオススメです。

ふつう、中途採用ではスキルや経験で即戦力をアピールします。

一方で、第二新卒としての転職活動では人柄や素養、今後の伸び代をアピールします。スーパーマーケットの店員としてのスキルや経験が仕事に直結しなくても、「その企業で活躍できる将来性」をしっかりと伝えることで採用される可能性が高まります。

これまで、何名かの元スーパーの店員の方と話してきましたが、第二新卒の転職エージェントに登録してみて「こんな仕事が世の中にはあるのか」と驚いたと言っていました。警察というある意味「狭い世界」しか知らない方が多いと思いますので、視野を広げて転職活動をしてみましょう。

第二新卒でいちばん実績がある転職エージェントは第二新卒AGENTneoです。

スーパーの店員の転職支援の実績も豊富ですし、アドバイザーとの面談で勤務地や希望の働き方を伝えれば、転職アドバイスも受けられます。20代の方であれば、登録は必須です。(もちろん登録は無料です)

おすすめの転職エージェント

スーパーの店員からの転職に強いエージェントをいくつかご紹介します。

リクナビNEXT

転職サイトの最大手です。幅広い求人情報と充実したサポート体制が特徴です。

グッドポイント診断が特徴で、客観的に自分の強みを把握できるだけでなく、応募書類と一緒に添付してあなたの強みを企業に伝えることができます。

下記から無料の会員登録をすることで、あなたの強みを5つ診断してくれます。

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リクルートエージェント

幅広い求人情報と充実したサポート体制があります。年収、条件、入社日程などの交渉も得意なのが特徴です。

非公開求人数が21万件というのも、他社と比べて抜きん出ています。まだ職種や業界が決まっていない人は、まずは登録してどうのような求人があるのかチェックしましょう。

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第二新卒AGENTneo

20代の方が転職するなら、絶対に登録すべき20代に特化した第二新卒専門の転職エージェントです。19歳〜29歳の方ならどなたでも無料で利用できます。

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マイナビエージェント

若年層向けの転職支援に強みがあり、スーパーの店員出身者の転職支援実績も豊富です。業界や職種特化してサポートしてくれるため、すでに転職したい業界や職種が決まっている人におすすめです。

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エンエージェント

キャリアカウンセリングが充実しているだけでなく、面倒な手続きを代行してくれるため、忙しい合間を縫っての転職活動の強い味方です。

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まとめ

転職は大きな決断ですが、その先には新しいチャンスと可能性が広がっています。

転職活動は不安や緊張もあるかもしれませんが、スーパーの店員として培った経験とスキルは、必ずや新しい職場でも大いに役立ちます。

転職理由を正直に伝えることや、プロのアドバイスを受けることで、スムーズな転職活動が実現します。今までの経験に自信を持って、新しいキャリアに挑戦してください。

転職活動は大きなチャレンジですが、転職エージェントのサポートを受けることで、成功への道がぐっと近づきます。プロのアドバイスを受けながら、自信を持って新しいキャリアにチャレンジしてください。

人生は一度きり。新しい環境で自分の可能性を試してみましょう!どんな困難も乗り越えられる力が、皆さんには備わっています。これからの成功を心から応援しています。頑張ってくださいね!