転職の鉄則 PR

幼稚園教諭からのおすすめ転職先ランキング|現役人事課長が教える

この記事は、幼稚園の先生の方を念頭に、おすすめの転職先を紹介していきます。

(大卒、短大卒、専門学校卒のいずれも対象に記事を書いています)

私は、上場企業3社で人事を経験してきましたが、実際に何名かの幼稚園の先生の方を採用してきました。

トモハル

幼稚園の先生の方からエントリーがあると、「どんな方なのかな?」と興味津々で、職務履歴書を読みます。

この記事では、現役の人事課長である私が、幼稚園の教諭からの転職でどんな仕事がおすすめかを徹底解説していきます。

幼稚園の先生の経験は民間でも評価される

おすすめの転職先の前に、幼稚園の先生のキャリアは、民間企業でも評価されるし、転職しやすいということは最初にお伝えしておきたいと思います。

OPENWORKを見ていると「幼稚園での経験は、民間だと役に立たない」という口コミが散見されますが、そんなことはないです。

まず、幼稚園教諭免許状を取得したという実績が大きいです。

しっかりと、「大学や短大、専門学校で教職課程を履修して、免許を取得した」ということは、その人の信頼性を証明していると考えられます。

また、採用面接官の中には、自分のこどもを幼稚園・保育園に通わせていた方も多くいるので、「幼稚園の先生は、体力的にも大変な仕事だ」という理解が得られやすいのも大きな利点です。

幼稚園での行事の準備や片付け、教室内の装飾など幼稚園教諭の仕事は多岐にわたると思います。

園児と過ごす時間だけではなく、日々の活動や行事がスムーズに行えるよう段取りを組んできたことは民間企業での仕事でも評価されるものです。

トモハル

幼稚園に限らずですが、教員の方から民間への転職希望者は多いです。転職マーケットでも、時々、出現しますし、けっこう良い会社に転職していると思います。

ということで、幼稚園教諭としての経験は、企業側からの評価は高いので、普通に民間に転職できます。

「幼稚園での経験が民間で役に立つのかな」とか、あまり気にする必要はないです。特に、30代までの方であれば、企業側は、普通に選考プロセスに乗せてきます。

20代なら第二新卒枠で転職できる

20代の幼稚園の先生なら、第二新卒枠で転職活動ができます。

第二新卒はスキルセットではなく、ポテンシャルで選考されるので、「どういう職種なら転職できるかな…」と考えずに、いったん、広く転職活動してみるのがオススメです。

「幼稚園の教諭になった」「数年間は幼稚園の先生を務めた」ということだけで、ポテンシャルが担保されるので、採用担当としても、第二新卒枠としてぜひ採用したいとかんがえます。

スキルセットや経験をアピールするのではなく、「自分にはその仕事に求められる要素がある」とアピールして、転職活動をするのが第二新卒です。

これまで、何名かの幼稚園の先生と話してきましたが、幼稚園というある意味「狭い世界」しか知らないので、第二新卒のエージェントに登録してみて、「こんな仕事が世の中にはあるのか」と皆さん驚いたと言っていました。

第二新卒でいちばん実績があるエージェントは第二新卒AGENTneoです。

登録は無料ですし、アドバイザーと面談をして、勤務地や希望の働き方を伝えることで、転職アドバイスも受けられるので、20代の方であれば、登録必須です。

※そのほかに登録すべき転職サイトは、記事の最後に載せています。

おすすめの転職先ランキング

幼稚園での経験を通じて、民間企業にアピールできる能力は以下の通りです。

  • コミュニケーション能力: 子供や保護者との関わりを通じて培ったスキル。
  • 段取り力: クラスやイベントの運営において培ったタスクを管理する能力。
  • 観察力(洞察力): 子供たちの行動や態度から問題を早期に発見する力。
  • 柔軟性・ストレス耐性: 多様な状況に対応するための適応力。

これらの能力が評価されやすい仕事は、下記のとおりです。

1位:事務職・オフィスワーク

  • 総務・人事: 幼稚園での管理業務経験を活かし、企業内の総務や人事部門で働くことができます。
  • 学校事務: 教育関連の事務職で、教育現場の知識が役立ちます。

2位:マーケティング・広報

  • 教育関連のマーケティング: 教育業界の知識を活かして、教育関連商品のマーケティングや広報活動を行う仕事です。
  • ソーシャルメディアマネージャー: 教育関連の情報を発信する仕事で、教育の専門知識が有利になります。

3位:教育関連業界

  • 塾講師・家庭教師: 教育に関する知識やスキルを活かせます。
  • 教育コンサルタント: 教育プログラムの開発やコンサルティング業務に従事できます。

4位:人材育成・研修業界

  • 企業内研修トレーナー: 企業内での社員教育や研修を担当する仕事です。
  • eラーニングコンテンツの開発: オンライン学習のプログラム作成に関わる仕事です。

5位:IT・デジタル分野

  • EdTech企業: 教育とテクノロジーを融合した企業で、教育の経験を持つ人材が求められています。
  • カスタマーサポート: 教育関連のソフトウェアやアプリのサポート業務で、教育の知識が評価されます。

6位:行政やNPO、独立行政法人

  • 教育行政職: 地方自治体の教育関連部署や教育委員会での業務において、教育現場の経験が評価されます。
  • NPOスタッフ: 子供の教育や福祉に関するNPOでの活動で、教育の経験が重宝されます。

転職理由をよく考えておこう

幼稚園の先生から一般企業への転職は、しっかりと準備をすれば実現できると思います。

その中でも重要なのが、転職理由です。

面接官としても、「なんで、幼稚園教諭免許まで取得したのに、一般企業に転職しようとしているんだろう。」というのは、非常に気になるポイントだからです。

なぜ幼稚園の先生を辞めるのか?

転職を考える理由は人それぞれですが、採用担当者が特に気にするのが「なぜ幼稚園の先生を辞めるのか?」という点です。

この理由を明確に、そして正直に説明することが重要です。下記は、その理由の例です。

体力的な限界 幼稚園教諭の仕事の特徴として、「園児の帰園後にすべき業務が膨大である」ことが挙げられます。また、体力的にも厳しい仕事です。これが理由であれば、健康や家族との時間を大切にしたいということを正直に伝えると良いでしょう。

ワークライフバランスの難しさ 幼稚園先生の仕事は時間外勤務や休日出勤が多く、ワークライフバランスを取るのが難しいと感じる方も多いでしょう。これを理由に転職を考える場合は、新しい職場でどのように生活の質を向上させたいかを具体的に説明すると、理解されやすくなります。

将来的な年収の向上 将来的な収入に対する不安も、転職理由としてよく挙げられます。幼稚園の先生としての安定した収入も魅力ですが、更なるキャリアアップや収入増加を目指していることをしっかりとアピールしましょう。

トモハル

ある程度、ネガティブな退職理由になる方が、リアリティがあって、説得力が増します。

幼稚園の先生を辞める理由をどう伝えるか?については、別記事に詳しく纏めたので、ぜひご一読ください。

面接で幼稚園教諭の退職理由をどう伝えるか?人事課長が実際に納得した理由を大公開 この記事は、「なんで幼稚園の先生を辞めるのですか?」と面接で聞かれた時にどう答えようかと悩んでいる人に向けて書きました。 ...

退職理由を正直に話すことが大事

転職理由を正直に話すことは、信頼関係を築くために非常に重要です。

採用担当者は、転職理由をしっかりと理解することで、あなたが新しい職場で長く活躍できるかどうかを判断します。

正直な理由を伝えることで、採用担当者もあなたの状況や考えを理解しやすくなります。例えば、不規則な勤務が健康に影響を与えたことや、家族との時間を大切にしたいという理由は、共感を得られる可能性が高いです。

具体的な転職理由の伝え方

転職理由を伝える際には、以下のポイントを押さえておきましょう。

  1. 具体的に説明する
    • 「不規則な勤務が続き、体力的に厳しくなってきたため」
    • 「ワークライフバランスを重視したいと考えるようになったため」
    • 「将来的な収入の向上を目指しているため」
  2. ポジティブに伝える
    • 「新しい環境でスキルを磨き、より充実した生活を送りたい」
    • 「家族との時間を大切にしながら、仕事での成果を出したい」
    • 「キャリアアップを目指して、新しい挑戦をしたい」
  3. 共感を得られる理由を選ぶ
    • 健康や家族、キャリアアップなど、多くの人が共感できる理由を選びましょう。

以上、幼稚園の先生が転職時に考慮すべき点についてお伝えしました。転職理由をしっかりと整理し、正直に伝えることで、合格する確率が高くなります。

転職サイトではなくエージェントに登録する

転職活動を成功させるためには、しっかりとした準備とサポートが必要です。

特に、民間企業への転職を考える際には、転職エージェントの活用が必須です。

ここでは、なぜ転職エージェントを使うべきか、その理由をお伝えします。

転職エージェントを活用しよう

転職活動を進めるにあたって、自己分析や企業研究も重要ですが、転職エージェントを利用することで得られるメリットは大きいです。

  1. プロのアドバイスを受けられる
    • 職務経歴書の書き方や面接対策について、プロのキャリアアドバイザーから具体的なアドバイスを受けられます。幼稚園教諭としての経験をどのように民間企業向けにアピールするか、専門家の視点でサポートしてもらえます。
  2. 非公開求人にアクセスできる
    • 転職エージェントは、多くの非公開求人情報を持っています。これらの求人は、一般の転職サイトには掲載されていないため、エージェントを通じて応募することで、より多くのチャンスを掴むことができます。
  3. 応募企業に合った仕事を紹介してもらえる
    • エージェントは、あなたの希望やスキルに合った求人を紹介してくれます。幼稚園教諭としての経験を活かせる仕事を見つけやすくなります。
  4. 交渉力のサポート
    • 給与や条件交渉についても、エージェントが代行してくれるため、自分では言いにくいことも安心して任せられます。

転職サイトとダイレクトリクルーティングの限界

一方で、転職サイトやダイレクトリクルーティングは、以下の点で幼稚園の先生には向いていないことがあります。

  1. 職務経歴書のアドバイスが受けられない
    • 転職サイトでは、自分で職務経歴書を作成する必要があります。プロのアドバイスを受けられないため、幼稚園教諭としての経験を効果的にアピールすることが難しいかもしれません。
  2. 仕事を自分で検索する必要がある
    • 転職サイトでは、自分で仕事を検索し、応募する必要があります。幼稚園教諭としての経験をどのように活かせるかのアドバイスが得られないため、自分に合った仕事を見つけるのが難しくなります。

おすすめの転職サイト・エージェント

幼稚園の先生からの転職に強いエージェントをいくつかご紹介します。

これらのエージェントは、教員出身者向けのサポートが充実しており、民間企業へのスムーズな転職を支援してくれます。

リクナビNEXT
転職サイトの最大手。幅広い求人情報と充実したサポート体制

リクルートエージェント
幅広い求人情報と充実したサポート体制があります。公務員出身者向けの特別なサービスも提供しています。

第二新卒AGENTneo
20代の幼稚園の先生で転職するなら、絶対に登録すべき第二新卒専門の転職エージェント。

マイナビエージェント
若年層向けの転職支援に強みがあり、教員出身者の転職支援実績も豊富です。

エンエージェント
キャリアカウンセリングが充実しており、教員経験者向けの求人情報が豊富です。

転職活動は大きなチャレンジですが、転職エージェントのサポートを受けることで、成功への道がぐっと近づきます。プロのアドバイスを受けながら、自信を持って新しいキャリアにチャレンジしてください。

まとめ

ここまで読んでいただきありがとうございます!

転職は大きな決断ですが、その先には新しいチャンスと可能性が広がっています。

転職活動は不安や緊張もあるかもしれませんが、幼稚園の先生として培った経験とスキルは、必ずや新しい職場でも大いに役立ちます。特に転職エージェントのサポートを活用すれば、自分の強みを最大限に活かし、適切な職場を見つけることができます。

転職理由を正直に伝えることや、プロのアドバイスを受けることで、スムーズな転職活動が実現します。今までの経験に自信を持って、新しいキャリアに挑戦してください。

人生は一度きり。新しい環境で自分の可能性を試してみましょう!どんな困難も乗り越えられる力が、皆さんには備わっています。これからの成功を心から応援しています。頑張ってくださいね!