この記事では、「現職がパートだけど、ビズリーチを利用して正社員になれるか」の検証記事です。
実際に、上場企業の人事部で、採用担当として、ビズリーチを使って採用活動をしている立場からお答えします。
結論としては、パートの前に正社員で働いていた経験があるなら、ビズリーチに登録する価値はあると思います。(転職に成功するかは別問題)
パートしか経験がない方は、ビズリーチではなく、別の転職サイト(まずはリクナビNEXTあたり)を使った方がよいかな、と思います。
ビズリーチは「現職がパート」を想定していない
正直、ビズリーチは現職がパート、という方を想定した転職サービスではないです。
ビズリーチは、ハイクラス求人を想定していて、企業側も現職が正社員でバリバリ働いている方を想定しているからです。
ただ、「正社員で働いていたけど、出産や育児のために退職して、今はパートで働いている」という人なら、ビズリーチに登録して正社員に転職できる可能性はあると思います。
トモハル
ライフイベントで一時的にキャリアが中断している人でも、スキルセットが募集ポジションにマッチしているなら、採用したいです。実際にそういう会社は多いです。
ビズリーチのアカウント登録における「直近の在籍企業」の入力画面では、パートで働いている会社の実績ではなく、正社員で働いていた時のことを入力するようにしてください。
また、ビズリーチに登録すると、最初に現在の年収を選択するのですが、現職年収が500万円以下だと、そもそも、登録審査には通りづらいです。
ここも、現職のパートとしての年収ではなく、最後に正社員で働いていた時の年収を選択するようにしてください。
(ビズリーチは、属性がビズリーチ側の登録基準を満たさないと、普通に登録審査に落とされます。審査基準は非公開です。)
他の転職サイトに登録してみよう。
また、現職がパートでも、正社員での採用を検討してくれる会社はたくさんあります。
ビズリーチのようはハイクラス転職サービスは、正社員になってスキルを身に着けてからでもいいかな、と思います。
まずは、転職エージェント(リクルートエージェントやdodaなど)に登録して、キャリアアドバイザーに、自分の属性やスキルセットであれば、どのような業界にエントリーすると合格しやすいか、というのを聞くことからスタートするのがよいです。
また、転職サイトを使って転職活動も並行して進めましょう。
いちばんのオススメはリクナビNEXTです。求人数が圧倒的に多いので、まずはここから転職活動をスタートして、よい求人が見つからなければ、他の転職サイトに登録するのがよいです。
転職エージェントは、専任のキャリアアドバイザーが付き、個別に求人を紹介し、履歴書添削や面接対策、企業との交渉を代行してくれるサービスです。
転職サイトは、自分で求人を検索・応募するもので、専任のキャリアアドバイザーはつきません。
転職エージェントは、ハイクラス転職向きのサービスです。