転職の鉄則 PR

現役人事課長おすすめの「営業から人事に転職するルート」

皆さん、こんにちは!営業の仕事をバリバリこなしているけれど、「実は人事にも興味があるんだよなぁ」と心の片隅で思っている方、多いんじゃないでしょうか?でも、未経験から人事に転職するのは、正直ハードルが高いって思いますよね。僕も、かつては同じように悩んでいました。

「人事の仕事ってどんなことをするんだろう?」「今の営業スキルが役立つのか不安だなぁ」「どうやってその一歩を踏み出せばいいんだろう?」そんな悩みを抱えているあなたに、この記事はピッタリです。

実は、営業の経験を活かして人事に転職するためのルートがあるんです。その一つが「研修会社での経験を積む」こと。この方法なら、営業で培ったコミュニケーション能力やプレゼンテーションスキルをフル活用できます。そして、その経験をステップにして事業会社の人事にキャリアチェンジすることも可能なんです。

さらにもう一つのルートとして「人材エージェント経由で人事に転職する」方法もあります。これは、営業から人材エージェントに転職し、そこで人材に関する知識と経験を積むルートです。エージェント業務での経験は、採用や人材配置といった人事の核心業務に直結します。そして、その経験を活かして事業会社の人事にステップアップすることができるのです。

この記事では、営業から人事に転職するための具体的なステップや成功するためのポイントを、現役人事課長である僕がしっかりとお伝えします。この記事を通じて、皆さんのキャリアチェンジの一助になれば幸いです。

営業スキルが活きる人事分野

さて、皆さん。営業から人事に転職を考えるときに、「人事って具体的にどんな仕事をするんだろう?」と疑問に思う方も多いですよね。まずは、人事の仕事をざっくりと紹介しましょう。

  1. 採用・リクルーティング:新しい人材を見つけて採用する業務。
  2. 人材育成・研修:社員のスキルアップを図るための研修を企画・実施する業務。
  3. 処遇(評価・報酬)制度企画:社員の評価や報酬制度を設計する業務。
  4. 労務管理:社員の勤怠管理や労働環境の整備を行う業務。
  5. 人材配置と異動管理:社員の配置や異動を管理する業務。
  6. ダイバーシティ&インクルージョン:多様性を尊重し、包容力のある職場を作る業務。
  7. ペイロール(給与支払い、社会保険事務):給与の支払いや社会保険の手続きを行う業務。

人事の業務は多岐にわたりますが、営業経験が特に活きるのは、やはり「採用・リクルーティング」「人材育成・研修」の2つです。

まずは「採用・リクルーティング」。営業マンの皆さん、これってまさに営業と似てると思いませんか?新しいクライアントを獲得するのと同じように、新しい人材を見つけて引き寄せる仕事なんです。候補者との面接は、まるで新規開拓のプレゼンテーション。企業の魅力を伝え、相手の興味を引き出すのは、まさに営業で培ったスキルそのもの。人を見抜く力、コミュニケーション能力、そして交渉力。これらのスキルが光る場面がたくさんあります。

次に「人材育成・研修」。営業経験者ならではの強みがここでも活かされます。営業の現場で培った実践的な知識やスキルを、今度は社内のメンバーに伝授する役割です。新入社員の研修や既存社員のスキルアップのためのトレーニングを企画・運営することで、会社全体のパフォーマンス向上に貢献できます。プレゼンテーションスキルやコミュニケーション能力が求められるこの分野では、営業の経験がダイレクトに活かせるんです。

一方で、例えば「処遇(評価・報酬)制度企画」や「労務管理」といった分野は、ちょっと専門的すぎて営業スキルがそのまま活かされるわけではありません。データ分析や法令遵守といったスキルが求められるため、営業経験だけでは少し物足りないかもしれません。

つまり、営業経験を活かして人事に転職するなら、「採用・リクルーティング」や「人材育成・研修」が特にオススメというわけです。次のステップで、具体的にどうすればいいのかを見ていきましょう。

営業経験を活かして研修会社へ転職

さて、営業の皆さん。人材育成・研修分野に転職するためにはどうすればいいのか?ここからはその具体的なステップについてお話しします。

まず、営業経験が人材育成・研修にどう役立つのか。営業で培ったコミュニケーション能力、交渉力、そしてプレゼンテーションスキル。これらはすべて、研修の現場でも大いに役立ちます。例えば、新入社員研修では、あなたの営業経験を活かして、実践的なスキルを教えることができます。既存社員のスキルアップトレーニングでも、あなたのプレゼン能力が光る場面がたくさんあります。

それでは、具体的に研修会社に転職するためのステップを見ていきましょう。まずは研修会社の営業職を目指すのがオススメです。研修会社の営業は、自社の研修プログラムを企業に提案し、契約を取る仕事。つまり、営業経験がそのまま活かせるポジションなんです。ここで実績を積んで、徐々に研修プログラムの企画や運営に携わることで、人材育成・組織開発の専門知識を身につけることができます。

ここで重要なのは、なぜ人材育成に興味を持ったのかという理由です。転職活動の際には、この理由を明確にすることが非常に大事です。例えば、「営業で多くのクライアントと関わる中で、人の成長をサポートすることにやりがいを感じた」「自分自身も多くの研修を受け、その効果を実感したので、同じように他の人の成長を支援したいと思った」といった具体的なエピソードを交えると、説得力が増します。

研修会社での経験を積むことで、人材育成・組織開発の専門知識を得ることができ、それが次のステップへの大きな武器となります。つまり、研修会社での経験を活かして、事業会社の人事部門、特に人材育成や組織開発の部署に転職することが可能になります。

では、研修会社への転職を成功させるためのポイントを押さえておきましょう。

  1. 履歴書と職務経歴書の書き方: あなたの営業経験をしっかりとアピールしましょう。特に、これまでに達成した営業目標やクライアントとのエピソードを具体的に書くと効果的です。また、なぜ人材育成に興味を持ったのか、その理由も明確に記載しましょう。
  2. 面接対策: 面接では、研修会社でどのように営業経験を活かせるかを具体的に話せるように準備しましょう。自分の強みを理解し、それを研修会社のニーズに結びつけることが重要です。また、人材育成に興味を持った理由を具体的なエピソードで語ることも忘れずに。
  3. 研修会社の求人情報の探し方: 転職サイトや人材紹介会社を活用して、研修会社の求人情報を収集しましょう。また、業界のネットワーキングイベントやセミナーに参加することで、直接企業とコンタクトを取る機会も増やせます。

ここで、中途採用を行っている研修会社の例をいくつか紹介します。

  • 株式会社リクルートマネジメントソリューションズ
    リクルートグループの一員として、企業向けの研修プログラムや人材育成コンサルティングを提供しています。営業職やコンサルタント職の中途採用を頻繁に行っています。
  • 株式会社リンクアンドモチベーション
    組織のモチベーション向上を目的としたコンサルティングや研修を提供している会社です。営業職やコンサルタント職の募集があり、特に企業向けの研修プログラムの提案営業が中心となります。
  • 株式会社インソース
    企業研修やコンサルティングを提供している大手企業で、多くの研修プログラムを展開しています。営業職や研修講師の中途採用を行っています。
  • 株式会社ユーキャン
    通信教育で有名なユーキャンは、企業向けの研修事業も展開しています。営業職や研修プログラムの企画運営職の募集があります。
  • 株式会社パソナ
    人材派遣業界の大手であるパソナは、企業向けの研修事業も展開しています。営業職や研修コンサルタント職の中途採用を行っています。
  • 株式会社アルー
    企業向けの研修やコンサルティングを提供しているアルーは、様々な研修プログラムを展開しています。営業職や研修企画運営職の中途採用を行っています。

さあ、これで準備はバッチリです。まずは営業職として研修会社でのキャリアをスタートさせましょう。そこで得た経験と知識を活かして、次は事業会社の人事部門でのキャリアアップを目指してください。

さて、研修会社でしっかりと経験を積み、営業から人材育成・組織開発のプロフェッショナルにステップアップした皆さん。次に狙うは、事業会社の人事部門でさらにキャリアを広げるステップです。

研修会社での経験は、事業会社の人事部門、特に人材育成や組織開発の部署に転職する際に大きな武器となります。事業会社では、自社の社員のスキルアップや組織の強化が求められ、そこであなたの専門知識と実践経験が活きるのです。

まず、事業会社の人材育成・研修担当にステップアップするためのポイントを見ていきましょう。

  1. 職務経歴書のアップデート: 研修会社での実績をしっかりとアピールしましょう。具体的な研修プログラムの企画・実行、改善の成果、クライアントからの評価などを詳細に記載します。また、事業会社でどのようにその経験を活かせるかを明確に書くことが重要です。
  2. ネットワーキング: 業界のセミナーやイベントに積極的に参加し、事業会社の人事担当者とコネクションを作りましょう。LinkedInなどのプロフェッショナルネットワーキングサイトも活用して、自分の実績をアピールします。
  3. 面接対策: 面接では、研修会社での経験が事業会社にどのように貢献できるかを具体的に話せるように準備します。例えば、「どのような研修プログラムを企画し、どのような成果を上げたか」「組織開発にどのように関与し、何を改善したか」といった具体例を交えて説明します。
  4. 自己研鑽: 人材育成や組織開発の最新トレンドや理論を学び続けることが重要です。資格取得や専門的な研修に参加することで、自分の市場価値を高めます。

事業会社の人材育成・研修担当にステップアップするための準備が整ったら、いよいよ転職活動を開始しましょう。ここで、事業会社の人事部門でのキャリアをスタートさせるために役立つポイントをいくつか紹介します。

  • 大手企業の人事部門: 大手企業では、研修や組織開発に力を入れているところが多く、あなたのスキルを最大限に活かせる環境が整っています。
  • 成長企業の人事部門: 成長企業では、急速な組織拡大に伴い、人材育成や組織開発のニーズが高まっています。あなたの経験を活かして、組織の成長をサポートすることができます。
  • 外資系企業の人事部門: 外資系企業では、グローバルな視点での人材育成や組織開発が求められます。研修会社での経験を活かして、国際的なキャリアを築くチャンスです。

さあ、これで事業会社の人材育成・研修担当にステップアップするための準備は整いました。研修会社で培った知識と経験を武器に、新たなステージでさらなるキャリアアップを目指しましょう。

別ルート:人材エージェント経由で事業会社の人事へ

さて、ここまで読んで「なるほど、研修会社で経験を積むのもいいけど、もうちょっと違うアプローチはないの?」と思っているあなたに、別のルートをご紹介しましょう。それが「人材エージェント経由で事業会社の人事へ」という方法です。

人材エージェントと聞くと、「なんだか難しそう」と思うかもしれませんが、実は営業経験を活かせる場面がたくさんあります。人材エージェントとしての仕事は、企業と求職者をつなぐこと。つまり、営業の対人スキルがそのまま活かせるのです。

ここでのポイントは、まず人材エージェントでの経験を積み、その後事業会社の人事部門へステップアップすること。このルートは、直接的に人材に関する知識と経験を得ることができ、企業の内情をよく知ることができるため、非常に効果的です。

まず、人材エージェントとしての仕事について簡単に説明します。あなたは企業のニーズを聞き出し、それに合った求職者を見つけ、マッチングを行います。ここでの営業スキルは、企業と求職者双方のニーズを理解し、最適な提案を行う力です。交渉力やコミュニケーション能力が非常に重要になります。

次に、人材エージェント経由で事業会社の人事にステップアップするためのポイントを見ていきましょう。

  1. 職務経歴書の書き方: 人材エージェントでの成功事例やマッチング実績をしっかりとアピールしましょう。企業と求職者のニーズを理解し、どのように最適なマッチングを行ったかを具体的に記載します。
  2. 面接対策: 面接では、人材エージェントとしての経験がどのように事業会社の人事部門に活かせるかを具体的に話せるように準備します。特に、採用や人材配置に関する実績を強調します。
  3. ネットワーキング: 業界のイベントやセミナーに積極的に参加し、事業会社の人事担当者とコネクションを作りましょう。LinkedInなどのプロフェッショナルネットワーキングサイトも活用して、自分の実績をアピールします。
  4. 自己研鑽: 人材採用や配置に関する最新のトレンドや理論を学び続けることが重要です。資格取得や専門的な研修に参加することで、自分の市場価値を高めます。

最後に、人材エージェントから事業会社の人事部門へのステップアップを成功させるための企業の例をいくつか紹介します。

  • パーソルキャリア: 大手人材サービス企業で、多くの事業会社とのコネクションを持っています。ここでの経験は、事業会社の人事への転職に大いに役立ちます。
  • リクルートキャリア: 求人広告や人材紹介サービスを提供するリクルートグループの一員。多くの企業との関わりを持つため、人事へのキャリアパスが広がります。
  • マンパワーグループ: グローバルな人材サービス企業で、外資系企業の人事部門への転職も視野に入れることができます。
  • エン・ジャパン: 多くの求人情報サイトを運営し、人材紹介サービスも行っています。ここでの経験は、事業会社の人事に転職するための強力な武器となります。

さあ、これで人材エージェント経由で事業会社の人事部門にステップアップするための準備は整いました。営業経験を活かして、次のキャリアステージを目指しましょう。

さて、皆さん。人材エージェントとして経験を積んだ後、事業会社の人事部門に転身するための具体的なポイントについてお話ししましょう。

  1. 職務経歴書の書き方: 人材エージェントとしての経験をしっかりとアピールしましょう。具体的には、以下の点に注目して書きます:
    • 成功事例:どのようにして企業と求職者のニーズをマッチングさせたのか。具体的なエピソードを交えて説明します。
    • 実績:何件のマッチングを成功させたか、どのようなクライアントと取引をしたかなど、数字で示すと説得力が増します。
    • スキル:コミュニケーション能力、交渉力、問題解決能力など、営業経験がどう活かされたかを強調します。
  2. 面接対策: 面接では、人材エージェントとしての経験がどのように事業会社の人事部門で活かせるかを具体的に話せるように準備します。以下のポイントを押さえましょう:
    • 具体例を挙げる:どのような採用プロセスを改善したか、どのような採用戦略を提案して成功したかなど、具体例を交えて話すと良いです。
    • 実績を強調:面接官に対して、自分の実績が事業会社にとってどれだけ価値があるかを説明します。
    • 企業理解:応募する事業会社の業界やビジネスモデルをしっかりと理解し、その上で自分の経験がどう貢献できるかを伝えます。
  3. ネットワーキング: 人脈作りも転職には欠かせません。以下の方法でネットワーキングを強化しましょう:
    • 業界イベントやセミナーに参加:これにより、事業会社の人事担当者と直接話す機会が得られます。
    • LinkedInの活用:プロフェッショナルネットワーキングサイトであるLinkedInを活用して、自分の実績をアピールし、人脈を広げましょう。
    • 同業者との交流:他の人材エージェントとも情報交換を行い、最新の業界トレンドをキャッチアップします。
  4. 自己研鑽: 人材採用や配置に関する最新のトレンドや理論を学び続けることが重要です。以下の方法で自己研鑽を行いましょう:
    • 資格取得:人事に関する資格(例:キャリアコンサルタント資格)を取得することで、自分の専門性を高めます。
    • 専門的な研修に参加:人事関連の研修やセミナーに参加して、最新の知識を得ます。
    • 書籍や論文の読書:人事や組織開発に関する書籍や論文を読んで、理論的な裏付けを得ます。

これらのポイントを押さえることで、人材エージェントとしての経験を事業会社の人事部門で活かすための準備は整います。人材エージェントとして培ったスキルと知識を活かして、新たなキャリアステージで活躍することができるでしょう。

まとめ

さて、皆さん。ここまで読んでいただき、ありがとうございます。営業から人事への転職、しかも未経験でとなると、最初は「本当にできるのかな?」と不安に思うこともあるでしょう。でも、今回ご紹介した2つのルート、「研修会社での経験を積む方法」と「人材エージェント経由での転身」は、どちらも営業経験をフルに活かせる現実的な道筋です。

研修会社ルートでは、まずは営業職として入社し、人材育成や組織開発の専門知識を身につけることが重要です。この経験を経て、事業会社の人事部門でそのスキルを活かすことができます。研修会社での実績が、あなたの次のステージへの大きな武器となります。

人材エージェントルートでは、人材に関する知識と経験を直接得ることができます。企業と求職者をつなぐことで得たノウハウを、事業会社の人事部門で最大限に活かすことができるのです。ネットワーキングや自己研鑽も重要なポイントです。

どちらのルートでも共通しているのは、営業で培ったコミュニケーション能力、交渉力、そしてプレゼンテーションスキルが大いに役立つということです。これらのスキルを武器に、新しいキャリアに挑戦することができるのです。

転職は大きな一歩ですが、その一歩を踏み出すことで、新たな可能性が広がります。ぜひ、自分の強みを活かして、人事の世界で活躍してみてください。この記事が、その一助になれば幸いです。

最後に、もう一度。営業経験を活かして、人事の世界に飛び込むのは、決して不可能ではありません。むしろ、その経験があるからこそ、あなたにはできることがたくさんあります。新たなチャレンジに向けて、さあ、一歩踏み出しましょう!